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最短6時間での移転に成功!物理サーバー10ラック分のデータセンター移転

データセンター移転は突然に

ASPサービスやメディアプラットフォームなど、100以上のWebサービスを展開しているA社は、インターネット黎明期よりサービスを提供していたため、データセンターにある物理サーバー上で各サービスを展開していましたが、建物設備の老朽化対策、電源設備・空調能力・スペースなどの不足により、データセンターからの移転を検討していました。A社の担当者は、クラウドへの移行も検討しましたが、短期間で100以上のWebサービスをクラウドへ移行するための動作検証を行うには、時間的、リソース的に難しく、またA社は自らデータセンターを移転した経験もあることから、サービスの継続を優先するため再び物理サーバーをそのまま別のデータセンターへ移転することに決めました。
この決定から移転予定日まで、既に1年を切っていました。短期間で安全に移転を行ってくれる業者を探し、

  • 自社データセンターを保有しており、オンプレミスのサーバー運用実績が17年以上ある
  • データセンター移転の実績がある

ことから、NHN テコラスが移転先のデータセンターとして選ばれました。

サービスを停止せずにデータセンター移転をするのは可能か

当初のA社からの要望は、なるべくサービスをとめず、かつ安全にデータセンター移転を行いたいとのことでした。
データセンター移転にあたって、まずは現状の環境のアセスメントが行われました。サービスを停止せずに行う場合、移転先のデータセンターには同じ環境を構築し、データを移行する必要がありましたが、A社は高価なセキュリティ機器も導入しており、移転期間中は2箇所のデータセンターで同じ環境が稼働することになり、莫大なコストがかかることが判明しました。さいわいなことに、移転先のデータセンターとは距離が近く、シミュレーションを行った結果、物理的にサーバーを移動した場合、主力サービスの移転時間は最短で6時間で済むことがわかりました。
同じ環境を用意するコストとサービス停止の影響を比べ、A社からは「主力のサービス移転の時間は最大でも6時間、他のサービスも24時間以内に全ての移転を終わらせる」との要望を受け取りました。

NHN テコラスで各種手配を行い、移行の費用を最大限に圧縮

物理的にサーバーを移動させることに決まりましたが、データセンター移転を行うためには、移転先データセンターのラック、電源などのファシリティの手配、インターネットを含む各種キャリア回線の引き込み、大量のIPv4グローバルアドレス、LANケーブルの調達などの物理的な手配から、サービス毎の移動スケジュールを各フェーズに分けて分単位まで調整、配送を担当する協力会社との綿密な打ち合わせなど、やらなければならないことは多岐に渡ります。またデータセンター移転のための機材や構築はすべてNHN テコラスで手配を行いましたが、A社からはなるべく費用を抑えたいと要望をいただきます。

今回の移転はサーバーを移動させたあとDNSを新しいグローバルIPアドレスに切り替えればサービスを再開できる方法をとりました。事前準備として移転の約2か月前までに、移転先データセンターにインターネット接続を構築する必要がありました。また冗長化されていないサービスが多数あり、移動中にサーバーのハードディスクが壊れてデータが復旧できなくなることを防ぐため、あらかじめ冗長化をし対策をします。NHN テコラスはデータセンター運営をしているため、所有しているIPv4アドレスの数も多く、当初A社が懸念をしていた大量のグローバルIPv4アドレスを短時間で調達することができました。移転先のデータセンターとの間に専用線を引くことがきまった際にも、NHN テコラスは通信事業も行っているため、ワンストップで対応することができました。

これにより、先にグローバルIPアドレスを変更しても問題ないサービスは、事前に変更をおこなうことができ、冗長化させるサービスも専用線を通してデータのやり取りを行っていたため、安全に準備をすすめることができました。万が一サーバーのハードディスクが壊れた場合の差し替え用の機材についてはNHN テコラスのデータセンター内のものを流用できるように調整するなどして、費用についてはA社の予算内で収めることができました。

要望どおり最短6時間、最大でも24時間以内にすべてのデータセンター移転を完了

入念なアセスメントと事前準備をおこなったため、主力サービスの停止は6時間、10ラック分の物理サーバーの引っ越しを24時間という短時間で完了できました。大きなトラブルもなく、移転はA社のご要望どおりの時間、予算内に収めることができました。
また移転によってデータセンターの設備は新しくなりましたが、運用費用は旧データセンターから大きく変わることもなく、A社には大変満足いただけたデータセンター移転となりました。

導入後の効果

  • 物理サーバー10ラック分を最短6時間、最大でも24時間以内にすべて移転
  • NHN テコラスで各種手配を行い、移行の費用を最大限に圧縮
  • 短期間で大量のグローバルIPアドレスや必要な機材を調達
  • データセンターの設備は新しくなったが、運用費用は大きく変わらなかった

課題解決ソリューションのご紹介

NHN テコラスは自社データセンター運営17年の実績があります。お客様に最適なインフラ設計、構築、運用を提案します。データセンターについてお悩みのかたはお気軽にご相談ください。

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